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規制委員候補の田中知氏、原子力業界から先月まで報酬

原子力規制委員会の9月からの委員候補の一人に田中知氏に就任が決定し、
これでもかというふうにぼろが出てくる

元々原子力学会会長をへて、様々な原子力の道を歩いてきた
大間原発の安全性にお墨付きを与えた人間

規制委員になると決まった時から、大間に向けての人事だと確信した

それでも就任が決まる今の政治が狂っている
私たちは独裁国家に生き
言葉の届かない社会を生きているのか?

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規制委員候補の田中氏に、原子力業界から報酬 先月まで
2014年7月5日03時49分

田中知・東京大教授
写真・図版
 原子力規制委員会の委員に9月に就任することが決まった田中知(さとる)・東京大工学部教授(64)が、核燃料サイクルを担う「日本原燃」(青森県六ケ所村)と原発メーカーの「三菱FBRシステムズ」(東京)から、今年前半まで報酬を受け取っていたことが朝日新聞の調べでわかった。

 田中教授は取材に答えなかったが、両社は報酬の支払いを認めた。

 原発の安全規制を担う機関の委員候補が、規制を受ける側の原子力事業者の役職に就き、報酬を得ていた。東京電力福島第一原発事故の後も毎年受け続けていた。

 朝日新聞が東大に情報開示請求して得た「併任・兼業簿」や両社への取材によると、田中教授は2007年7月から今年6月まで三菱FBR社で「アドバイザリー・コミッティー」を務め、09年5月から今年3月まで日本原燃の「ガラス固化技術研究評価委員会」で委員長をしていた。

 いずれも会社の事業内容について助言する役割で、報酬や交通費を受けていたが、開示資料では金額は黒塗りにされた。田中教授は規制委の委員として国会承認を受けた6月、三菱FBR社の役職を辞任したという。

 日本原燃は使用済み核燃料の再処理や処分を、三菱FBR社は高速増殖炉の開発を事業としている。両社とも、事業内容は規制委の審査の対象になる。

 田中教授は今年4月、規制委の審査委員になる際、規制委の内規に基づき、業界との関係についての自己申告書を規制委に提出。両社からの報酬は記入されていない。内規では年間50万円以上の報酬は記す決まりだ。

 この他にもすでに原発メーカーや電力会社などから06年度以降に奨学寄付金を計510万円受け、東京電力の関連財団から報酬を50万円以上受け取っていたことが、東大の財務資料や自己申告書から判明している=表。同財団は公益法人で審査対象ではない。奨学寄付金は研究支援名目で会社や団体が教授を指定して大学の口座に振り込む仕組みで、報酬とは性質が異なる。

 現在の委員では、更田豊志氏が09~11年度、日本原子力発電から講義やテキスト作成の報酬として計約46万円を得ていたことなどを申告している。

     ◇

《田中教授の話》

 現在はすでに規制委の参事となっており、立場上、お話しすることはできない。

《日本原燃報道部の話》

 専門家の立場から業務について指導、助言を頂いた。社内の規定に基づき謝礼金や交通費を支払ったが、詳細は回答を差し控える。

 《三菱FBRシステムズ業務部の話》

 会社の動きについてアドバイスを頂き、報酬を支払ったが、金額については個人情報のため言えない。規制委員就任が決まり、辞められた。

■「原発事故の反省」骨抜きに

 12年9月に規制委が発足する2カ月前、民主党政権時代の政府は、審査の中立性や透明性を確保するためとして「就任直近の3年間に原発事業者などやその団体の役員や従業員だったり、年間50万円以上の報酬を受けていたりした人は委員から除外する」「原発事業者などからの寄付額を公表する」などとするガイドラインを制定。規制委に同趣旨の内規もできた。

 規制委員に名が挙がった時点から、田中教授は電力会社の影響が強いとされる日本原子力学会の元会長で、原発業界から寄付も受けていたことが分かっていた。福島第一原発事故後も「原発は必要」という姿勢を示し続け、10~12年度に原発の業界団体「日本原子力産業協会」の理事を務めており、与野党から「ガイドラインに抵触する」「原子力ムラとの決別をうたった原子力規制委員会設置法の趣旨が尊重されていない」との指摘が出ていた。

 だが、石原伸晃環境相は6月の衆院環境委員会で「民主党時代のガイドラインについては考慮していない」「(ガイドラインをつくる予定は)ない」と答弁。原発事故の反省を骨抜きにする形で、田中教授の人事案は数日後に衆参両院で承認された。両院とも野党は反対した。

 田中教授は現在、規制委の「参事」。9月、審査の厳格な姿勢で知られた島崎邦彦氏らと交代し、委員に就任する予定だ。(大谷聡)

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by oomawotomeru | 2014-07-05 22:59 | 大間原発情報


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