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6月6日大間原発口頭弁論 函館地裁を人で埋めよう

6月6日 第10回口頭弁論あります。

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大間原発裁判は佳境を迎えています。
七月原子力規制員会の新基準、七月選挙をにらみ
大間原発の建設をどうするか、今が止めるときです。
函館地裁に集まって、大間原発NOを!

6日:13:30集合、抽選
   14:30 裁判・意見陳述
   14:40 抽選に漏れた人に「止めるぞ!大間原発」集会
         「こんなに危険・大間原発」野村保子
         「大間現地からの報告」森本茂光
   15:50 終了
   16:00 裁判報告会
   17:00 終了
原告&支援会員と弁護団との交流会があります。
   17:30 交流会開始
   19:30 終了
(交流会は原告&支援会員のみ)
 
 
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by oomawotomeru | 2013-05-30 23:41 | 大間原発情報 | Comments(0)

六ヶ所の現実と大間原発が必要とされるわけ

六ヶ所再処理工場の現実を放送
2012年の映像ですが、是非ご覧下さい。
使用済み核燃料の再処理はプルトニウム製造工場

今高速増殖炉、もんじゅの稼動中止が明言された今、
プルトニウムはどうするの?
大間原発でもやすのだけはやめてほしい。


http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=wZDfT_xaVQk
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by oomawotomeru | 2013-05-30 13:49 | 原発一般 | Comments(5)

「空想の森」の田代陽子監督が福島事故以降の世界を見つめて新作映画のラッシュ上映

大間原発反対運動に出会い、大間を何度も訪ねている田代監督。
大間原発を止めたい思いがこの新作にも込められている。

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左端が田代監督

みなさま

6月8日 「空想の森」の田代陽子監督の新作、ラッシュ上映いたします。

日時 6月8日 午後12時30分 開場
午後 1時〜 上映(45分)
上映後 田代監督を囲んでトーク
会場  函館地域交流まちづくりセンター
http://hakomachi.com/

無料

タイトルは仮題で「世界が変わってから ~今ここに有る私たち~」 45分。

「空想の森」から5年。
田代監督が新しい映画に取りかかってから二年になります。

2011年3月11日におきた福島第一原発事故。
世界が変わったと実感したという田代陽子監督。
あてのないまま「空想の森」に出演した仲間を訪ねて大間原発の問題にぶつかり、
全国の「空想の森」上映の仲間たちを訪ねる中で、
福島原発事故の被災者や支援者とも出会っていく。

変わってしまった世界に人はどう向き合うのか、
これからの世界をどのように構築するのか、
ひとりひとりの暮らしと心に向き合いながら、
映画を通してここにある生き方とこれからの暮らしを撮り続けました。

2013年4月、クランクアップ。
370時間キャメラを回しましたという。

そして編集段階に入っています。
映画完成まではもう少し時間がかかりますが、
6月8日は、今まで取り込んだ素材の中から45分ほどに編集しました。
まだ途中ですが原発事故後の人と暮らしを見つめた田代監督のまなざしが底にながれています。

観てくださったみなさまの感想を映画のこれからの道標にして、完成を目指します。

みなさまどうぞご参加ください。

「世界が変わってから  〜今ここに有る私たち〜」ラッシュ上映会 担当・野村

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こちら「空想の森」上映もあります。
「空想の森」上映会♪

久しぶりに「空想の森」の上映会が決まりました♪
私が大好きな函館のお店・パザールバザールで!です。
交流会の料理も楽しみなのです。

日にち 2013年6月7日 (金)
時間 19:00上映(限定10名)
前売:1000円
会場 :PazarBazar
※田代監督の新作の予告編も上映予定!
終了後交流会あり〼
会費500円
*山田農場&あかり農場の食材を使ったおつまみ付き (ドリンクは別途注文制)
お問い合わせ・ご予約は トルコ喫茶PazarBazarまで。
0138-83-8606

ーーーーーーー主催してくれる店主の方のコメント(ブログより)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
HIFで、金森ホールで、ハル小屋でと何度も上映会をしているので
観た方も多いと思う新得共働学舎を舞台とした田代陽子監督のドキュメンタリー映画「空想の森」。
僕も一度観ているが、無性にもう一度観たいって気持ちがふつふつと湧いて来た。
最近は、そういう気持ちを考え込まず、すっと掬い上げることにしている。
きっと、何かあるのだ。
映画を観る事が、もしくは上映会をすることが、とにかくきっと何か
今必要な何かに結びつく気がするのだ。
いま、映画の主演でもある山田憲一さんと聡美さんは、
家族とともに七飯町大沼の軍川に移住して、
のびのび育てた豚の新鮮な豚肉を隔週で販売している。
同じく映画に出演しているチーズの山田農場さんの側で。
そんないま、函館で改めてこの映画を観るってのもいいかも!って気持ちもあります。
10名限定で上映をして、監督もいらっしゃるので
終了後に交流会もしたいと思います。
山田農場さんのチーズとあかり農場さんの豚肉を使った料理を食べながら!
(人の温もりのある美味しいものが沢山出てくる映画だから、きっとお腹が空くからね!)
僕も改めてゆっくり映画を味わいます。
人数に限りがありますので、ご予約はお早めに。
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パザールバザール http://pazarbazar.exblog.jp/
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by oomawotomeru | 2013-05-30 11:52 | 大間原発情報 | Comments(0)

もんじゅ運転再開準備禁止 規制委決定

「もんじゅ」高速増殖炉の運転再開準備禁止が決定
今さらという気もするが、止まらなければいけなかった。
これでどうなる「核燃サイクル」?
六ヶ所再処理工場とあわせて止めなくてはならない。
そしてプルトニウムを燃やす大間原発も。

怖いのは止まったあとの原発関連施設の跡地利用。
「使用済み核燃料貯蔵施設」をなし崩しに持ってきそうで怖い。
原発関連施設誘致自治体は次の一手を考えているかもしれない。


<もんじゅ>運転再開準備の禁止 規制委が決定
毎日新聞社 2013年5月29日 13時35分 (2013年5月29日 14時03分 更新)


約1万個に及ぶ機器の点検漏れがあった高速増殖原型炉もんじゅ=福井県敦賀市で2013年5月14日午後4時13分、本社ヘリから後藤由耶撮影

 原子力規制委員会は29日、約1万個の点検漏れがあった高速増殖原型炉もんじゅ(福井県)に対する運転再開準備の禁止命令を正式決定した。30日にも運営する日本原子力研究開発機構に命令する。機構は23日に放射性物質漏れがあった加速器実験施設「J−PARC」(茨城県)も運営しており、安全軽視との批判が強まっている。

 もんじゅの点検漏れは昨年11月に発覚。今年2〜3月にも非常用発電機などの重要機器で13の点検漏れが見つかった。規制委は今月15日に「安全文化が劣化している」として禁止命令を出すことや、抜本的な組織改革を求める方針を決めた。この問題を受け、機構理事長の鈴木篤之氏は17日付で辞任した。

 命令の正式決定の前に弁明の機会を与えられた機構は22日、「弁明しない。総力を挙げて一日も早い改善に努める」との文書を提出していた。しかし翌23日にJ−PARCで放射性物質の漏えい事故が発生。施設の汚染を確認しながら、排気ファンを回して放射性物質を排出したり、原子力規制庁への報告が遅れたりと、ずさんな安全管理が問題になっている。【鳥井真平】
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by oomawotomeru | 2013-05-29 17:10 | 原発一般 | Comments(0)

福島原発作業員の驚愕のお話 

福島を忘れない、だけでなく真実の姿をみたい。
現在進行形の福島原発事故はこれだけ危ない!
長いですが是非読んでください。

WEBマガジン、マガジン9の連載「脱ってみる?」第57回
『いわきのママたちと地下貯水槽と作業員の方のお話の件。』より抜粋)
http://www.magazine9.jp/oshidori/130415/index.php#san
1、
福島第一原発作業員の方の驚愕のお話。
しかし! この地下貯水槽の濃縮塩水の漏えいなど、
比較したら案外些末なことだ…と思ってしまうことを伺いました。
4月11日は原発作業員の方と東京大学の若い先生と話し合っていました。
レベル7の原発事故の収束作業なのに、お金も時間もケチってる!?
作業員「まぁ、あちこちから漏れるのは当たり前だと思いますよ」
――えーどうして!?
作業員「だって、いろいろな設備は応急処置の突貫工事でしたから。
原発事故のあと、とにかく、急いで、1年ほど持てばいいから、
というような感じで設備を作っていったんです。
施工業者によっては、『品質の保証はしない』という一文が契約に入っていたりもしてましたよ。
その1年持てばいいと作った設備を1年以上使っているのですから、
あちこち劣化はしていくでしょう」
ショック…。
作業員「そして。とにかく急いだのと、問題は『とにかく安く!経費を抑えて!』という発注なのです。
原発事故収束のため、国から東電にお金が投入されていますが、それはただ与えたわけじゃない、
いずれ国に返還する性質のものです。つまり、借金。
福島第一原発は今後利益を生むわけでなし、
そうすると東電はできるだけ借金を少なくしようとしますよね。
するとどうなるかというと、原発事故収束のための工事・設備が
『とにかく予算をおさえて! 経費をおさえて! 安い素材でいいから!』といったことになるのです。
世界の叡智を集めて事故収束にあたるというようなことでは、現場は全くありませんよ」
ケンパル「世界の叡智でなくて、ケチを集めていますねぇ!」
作業員「お金だけでなく、時間もケチっているのです。
『年度末だから急いで工事を仕上げて!』というような現状もあります。
『年度末だからもう予算が出ない』とかね。
レベル7の原発事故という大惨事が継続中ですのに、
なぜ、このような『年度末』に振り回されないといけないのか…。
原発事故の収束作業というのは東京電力という一企業に任せていいことではない。
企業であるかぎり、利益を追求せねばならないし、年度末や決算もあるでしょう。
なので、福島第一原発を、東京電力から切り離し、
事故収束のため、廃炉のためのプロジェクトやチームを立ち上げねばダメだと思います」
2、
事故以前と同じ人員確保の状態では、原発事故収束作業員の確保は破たんする!!
作業員「お金の問題だけではありません。人員も大きな問題です。
事故収束にあたる人員の確保は本当に難しくなっています。
線量限度を超えてしまった人間はもちろん現場作業にあたれなくなりますね。
経験・知識を持った作業員が減っていくことは予想されていました。
それだけでなく、遠方から来られる、とにかく短期でお金を稼げればいいという作業員。
これは、まぁ原発だけでなく建設業界の闇ですが。
こういう方々は事故前なら、元請けから4次請け、5次請けくらいでまわっていました。
でも事故後はそれでも人員を確保することが難しく、
9次請け、10次請けまで手配に動いても、なかなか人が集まりません。
そして、それほど下請け会社を挟むと、労働賃金はかなり削られますね。
で、どういうことが起きているかというと、遠方から、お金を稼ぎにきた作業員は、
福島にきて、宿舎に入り、いろいろな人間と話すとあることを知るのです。
それは、除染作業のほうが、一日の労働賃金が高く、被曝量も少ない、ということを。
そうすると、遠方から福島にきて、原発事故作業員をやっていた人間が、
次々と辞めて、除染作業員になっていくのです。」
わ、その話はいろいろな作業員の方から伺っていましたが、やっぱり…。
作業員「もう一つの種類の作業員もいます。全国の原発の作業員たちです。
今は全国の原発はほとんど止まっていますよね。
各地の原発作業員たちが、責任感と使命感から、
もしくは指示を出されて福島原発事故の収束作業員として来ています。
しかし、これから、各地の原発はどんどん再稼働されていくので、そうなると、
彼らはまた、元いた自分の原発に帰っていったり呼び戻されたりすることでしょう」
――えー! どんどん再稼働しますか、やっぱり!
作業員「もちろんしますよ、そういう流れになっています。
規制庁から骨子が出たでしょう、あれでどんどん再稼働のための点検が始まっていくことになっています。
これから点検のために作業員が呼び戻されていきますよ」
規制庁から、再稼働のための原発の「新安全基準の骨子(案)」が出たので、
電力会社によっては、工事・点検・調査に走り出したところもあるとのこと、
それで各地の原発作業員が戻っていっているそうです。
作業員「元々の福島第一原発の作業員はどんどん線量限度をパンクさせていく、
全国各地の原発作業員は再稼働とともに、各地に戻っていく、
お金を稼ぎにくる現場作業員も集まらない。
経費を抑え、安い素材で設備を作っているだけでなく、
作業員の人員確保も大きな大きな問題なんです」
3、
――お金も人間も、大きな問題ですね…。
作業員「作業員の形態もまだ問題があります。
建設業界の深い闇ですが、3次請け、4次請けなど、下請け会社の問題。
先程も言いましたが、現在は9次請けなど、かなりの下の会社と一緒に作業しているのが現状です。
だから、10人でチームを組んである作業にあたっているとしますよね。
その中には3次請けや6次請けや、いろいろな雇用の人が混ざっているのです。
しかし、元請けや2次請けの、チームのリーダーは、6次請けや9次請けの作業員に直接指示できない。
それが、『偽装請負』と言われてしまったからです。
確かに直接の雇用関係にないのに指示するのは違法ですし、
建設業界の闇の部分で正さなければいけないところはたくさんあります。
でも、今、原発事故収束作業にそれを求められると困る部分もあるのです。
今、作業をしながら、『あ、そこの部分はこうやって作業してほしいのに…』
と思っても指示することができません。
その人間が現場を離れ、『雇用関係じゃない人間に指示され働かされた!』と訴えれば
それが偽装請負になるからです。なので、怖がってなかなか指示できない、という問題もあります。
確かに偽装請負は悪いことです。
でも人員が確保できず、いろいろな立場の人間が一緒に作業せざるを得ない現場で、
この状態は非常にまずい。もう、このような雇用形態も変えてほしい。
一括して国やどこかが、事故収束のために管理するべきだ。
これも、東京電力から福島第一原発を切り離してほしい理由の一つです」
4号機の使用済み燃料プールだけではなく!!
作業員「東京電力の収束作業計画として、世論で騒がれているところにフタをしていく、
といった傾向があります。廃炉に向けての長期的計画ではなく、
騒がれないようにするだけの場当たり的な計画になっているんですね。騒がれないところは放っておく。
4号機の使用済み燃料プールは話題になっているでしょう。
だから、早くに様々な対処・計画が立ちました。
しかし、私は、4号機の問題は使用済み燃料プールだけではないと思っています。
4、
原子炉をはさんで、使用済み燃料プールの反対側にDSP(機器貯蔵プール)というものがあります。
通常の運転中はDSPはあまり使用しません。しかし、震災時、4号機は定期点検中だった。
震災の直前に、4号機の原子炉の中からシュラウドを取りだし、
水中で切って、DSPの中に入れていたのです。
なので、4号機のDSPの中には高線量のシュラウドや切りくずがいっぱい入っているのです」
シュラウドとは、原子炉圧力陽子の内部に取り付けられた円筒状のステンレスの構造物。
内部に燃料集合体や制御棒を収納します。
原子炉の中で、冷却水の流路を確保するための仕切板の役目もあります。
高さ7m、直径4.5m、重量は35tという大きいもの。
これは原子炉の中で燃料棒が臨界を起こしているときに一緒に入っているので、
うん、それはそれは高線量になるよね!
それが4号機の使用済み燃料プールの反対側、DSPに入っているというのです。
作業員「DSPはもちろん満水ですし、シュラウドや機器もたくさん入っている。
このDSP全体の重量は1年ということで構造計算をしていたはずなので、
爆発して建屋の構造が弱まっている現状、DSPはどうするのだ、と心配なのです。
4号機の使用済み燃料プールの燃料棒取り出しの計画のときに、
一緒にDSPの貯留物も取り出したほうがいい、という提案もあがったのですが、
『そこまでの予算は無い、今騒がれているのは使用済み燃料プールだから』
という理由で却下されたそうです」
――わー、DSPはあとどれくらい持つかしら…
作業員「1号機のカバーリングも終わりましたが、あれも対症療法。
あれは、カバーを外す想定で作られておりません。
最終的に、建屋の中に入り、廃炉作業をしなくてはいけないのですが、どうやって壊すんでしょうねぇ…。
壊すのに手間がかかると思いますよ…。
でも、『とにかく、大気中に放出する放射性物質を低減させていけば、世論がおさまる!』といった理由で、
取り外せないカバーを応急処置でかぶせたそうです」
聞けば聞くほど、ガッカリなお話です。
地下貯水槽の漏えいなんか些末な話だ、というのがわかってきました…。
一番の問題は2号機がシビアな状況になること!!
作業員「そう、地下貯水槽など些末なんです。
なぜかというと、本丸は汚染水や冷却システムではなく、建屋、原子炉ですからね。
1号~4号まで、どうやって解体、処理していくか。まだ中にも入れない状況ですよね。
それに比べれば、現場は、メタクラや地下貯水槽など、建屋外の問題は些末に感じてしまいます、
重要なことですけれどね」
――では一番、問題なのはどこですか?
作業員「それはやっぱり2号機です」
東大の先生「やっぱり! 2号機は研究者の間でも、全く想像がつかないんです!」
作業員「2号機は中がどうなっているか、震災直後にどういう状況になったか、さっぱりわからないんです。
1号機や3号機の爆発はある程度想像はついています。
いろいろなパラメータをみたりして、恐らくこういった挙動でこういった事象になったんだろう、
ということは推定されています。
しかし、2号機はさっぱり。
なぜ、爆発もしていないのに、あんなに大量の放射性物質が放出されたのか、
燃料棒はいったいどうなっているのか。
いろいろなパラメータから、恐らくメルトスルーはしていないのでは、と言われていますけどね」
東大の先生「そうですね、突き抜けてはないようなんですよね」
作業員「では、なぜあんなに大量の放射性物質が外に出ていったのかは全くわからないんです」
(2号機から放出された放射性物質は1、3号機と比べてケタ違いに多いの!)

5、
作業員「事故直後の挙動の推定がつかないだけでなく、
建屋の中に驚くほど高線量の部分があるのも2号機なんです。
はっきり言ってしまうと、もし注水などに問題があり、冷却ができなくなる事態が起き、
どうしようもない、といった過酷な状況になったとします。
1、3、4号機ならば、決死隊が被曝覚悟で駆け込んで何とかすることができるんです。
しかし、2号機は。
2号機の建屋は、非常に線量が高いところが多々あるため、決死隊が駆け込んでも、
作業する前に死んでしまう、問題の個所にたどりつけない可能性が高いのです」
……………そんなにシビアだとは。
作業員「だから、メタクラや地下貯水槽など、建屋外の構造物の作業など、
些末な問題だと感じてしまうのはわかるでしょ、被曝はしますが、簡単に作業できる場所ですので」
********
おまけ
とにかく、レベル7の原発事故はまだ継続中で、このままの状況だと、収束までたどりつかないだろう、
なので、福島第一原発を東京電力から早く切り離さなければ、また日本が危機的状況になるのではないか、
ということを広く伝えてほしい、とおっしゃっておられました。
それは「いわきの初期被曝を追及するママの会」の方々にも伝えました。
「やっぱり! もう冷温停止状態なんか早々と宣言してしまって!
またもう一度、福島第一原発が大変なことになったら、
どうやって子供たちを急いで避難、疎開させるかの計画など全く無いのに!
いわきは原発事故の収束作業を支える地域でもあります。
でも、何かあったら、子供たちだけは急いで逃がしてほしい。
レベル7の事故が継続している以上、地元ではもっと注目していろいろ考えていくべきことです。
作業員の方々の安全も、いわきの子供達の避難も、
日本が汚染されないことも全部同じで重要なことですから!」
*********
おまけのおまけ
そういえば、どんどん増え続ける汚染水は、
最終的にアルプス(多核種除去装置)でできるだけ放射性物質を取り除いてから、海に流すそうです。
2011年の暮れに、現場の作業員の方から「今日、アルプスの試験運転が始まったよ!
これでできるだけ取り除いて、海に流す予定らしいよ!」と電話がかかってきたこともありました。
すぐに統合会見で質問をしたら「そのような計画はありません」と
東電松本さんはおっしゃっておられましたが。
なかなか、アルプスの処理水を海に流す、ということが言い出せず、
そして試験期間も長引いて、ほったらかしにしたまま、時間がすぎている、という印象ですね。
作業員「だから、1年も放っておいて、部分運転しかほとんどしなかったから、
アルプスを実用段階にもっていったら、またすぐどこかが故障するんじゃないですか…」
とのことでした。
多核種除去装置といっても、トリチウムだけは取り除けないんですけどね!!
とにかく、原発事故は全く終わっておらず、ますますひどい状況になる可能性が高いということ、
それを世間のみなさんに知ってもらい、何とか国や社会を動かしてほしい、
という作業員の方のお話でした。
【マガジン9「脱ってみる?」より  】
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by oomawotomeru | 2013-05-29 09:40 | 福島情報 | Comments(0)

山田農場でよもぎ摘み

大沼山田農場の新しい畑を案内してもらう
新緑の木々に囲まれて畑も牧場も緑
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掘り返した畑にはじゃがいも
ここから収穫するジャガイモは福島に贈る
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これはルバーブ
ジャムにすると美味しい

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これはタンポポ茶を乾燥中

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牧草地に立つ梨らしい・・白い花
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山田家と昼ご飯
玄米おにぎり・人参サラダ・ジャガイモと鶏肉のスープ・いもだんごn
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よもぎは摘んだけどご飯食べるのに忙しく映すの忘れた・・
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by oomawotomeru | 2013-05-28 20:41 | 社会 | Comments(2)

環境のために戦うのであれば、人類の幸福こそが環境の一番大切な要素である

たくさんの原発、必要のない堤防、こわされる木造建築、海の美しさを遮る護岸工事
目的のないダム、
至るところに溢れている。
人と子ども手厚い社会を求めているのに、何故か社会は違う方向へ。
このスピーチは人の根源的な生き方を問う。


リオ会議でもっとも衝撃的なスピーチ:ムヒカ大統領のスピーチ (日本語版)

ウルグアイ、ムヒカ大統領は、個人資産を87%寄付して、家とトラクターだけで暮らしています。

 ウルグアイのムヒカ大統領(75)が、大統領就任時の宣誓陳述書に挙げた個人資産は、1920ドル(約18万円)相当の1987年型フォルクスワーゲン・ビートル
のみだったことが明らかになった。
 3月に就任した同大統領は、元左派ゲリラ活動家で、質素な生活や地に足の着いた態度が国民に支持されている。
 先に公開された同陳述書によると、大統領には負債も預金もなく、
ほかに資産も何も持っていない。
大統領としての毎月の給料は1万1680ドル(約107万円)だが、
その大半を左派の与党拡大戦線や公共住宅プログラムに寄付。
大統領官邸への入居も拒否し、上院議員を務める夫人が所有する
首都郊外の簡素な家に住んでいる。(2010年6月7日ロイター通信)

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会場にお越しの政府や代表のみなさま、ありがとうございます。

ここに招待いただいたブラジルとディルマ・ルセフ大統領に感謝いたします。私の前に、ここに立って演説した快きプレゼンテーターのみなさまにも感謝いたします。国を代表する者同士、人類が必要であろう国同士の決議を議決しなければならない素直な志をここで表現しているのだと思います。

しかし、頭の中にある厳しい疑問を声に出させてください。午後からずっと話されていたことは持続可能な発展と世界の貧困をなくすことでした。私たちの本音は何なのでしょうか?現在の裕福な国々の発展と消費モデルを真似することでしょうか?
質問をさせてください:ドイツ人が一世帯で持つ車と同じ数の車をインド人が持てばこの惑星はどうなるのでしょうか。

息するための酸素がどれくらい残るのでしょうか。同じ質問を別の言い方ですると、西洋の富裕社会が持つ同じ傲慢な消費を世界の70億~80億人の人ができるほどの原料がこの地球にあるのでしょうか?可能ですか?それとも別の議論をしなければならないのでしょうか?

なぜ私たちはこのような社会を作ってしまったのですか?

マーケットエコノミーの子供、資本主義の子供たち、即ち私たちが間違いなくこの無限の消費と発展を求める社会を作って来たのです。マーケット経済がマーケット社会を造り、このグローバリゼーションが世界のあちこちまで原料を探し求める社会にしたのではないでしょうか。
私たちがグローバリゼーションをコントロールしていますか?あるいはグローバリゼーションが私たちをコントロールしているのではないでしょうか?

このような残酷な競争で成り立つ消費主義社会で「みんなの世界を良くしていこう」というような共存共栄な議論はできるのでしょうか?どこまでが仲間でどこからがライバルなのですか?

このようなことを言うのはこのイベントの重要性を批判するためのものではありません。その逆です。我々の前に立つ巨大な危機問題は環境危機ではありません、政治的な危機問題なのです。

現代に至っては、人類が作ったこの大きな勢力をコントロールしきれていません。逆に、人類がこの消費社会にコントロールされているのです。私たちは発展するために生まれてきているわけではありません。幸せになるためにこの地球にやってきたのです。人生は短いし、すぐ目の前を過ぎてしまいます。命よりも高価なものは存在しません。

ハイパー消費が世界を壊しているのにも関わらず、高価な商品やライフスタイルのために人生を放り出しているのです。消費が社会のモーターの世界では私たちは消費をひたすら早く多くしなくてはなりません。消費が止まれば経済が麻痺し、経済が麻痺すれば不況のお化けがみんなの前に現れるのです。

このハイパー消費を続けるためには商品の寿命を縮め、できるだけ多く売らなければなりません。ということは、10万時間持つ電球を作れるのに、 1000時間しか持たない電球しか売ってはいけない社会にいるのです!そんな長く持つ電球はマーケットに良くないので作ってはいけないのです。人がもっと働くため、もっと売るために「使い捨ての社会」を続けなければならないのです。悪循環の中にいるのにお気づきでしょうか。これはまぎれも無く政治問題ですし、この問題を別の解決の道に私たち首脳は世界を導かなければなりません。

石器時代に戻れとは言っていません。マーケットをまたコントロールしなければならないと言っているのです。私の謙虚な考え方では、これは政治問題です。

昔の賢明な方々、エピクロス、セネカやアイマラ民族までこんなことを言っています
「貧乏なひととは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ」

これはこの議論にとって文化的なキーポイントだと思います。

国の代表者としてリオ会議の決議や会合にそういう気持ちで参加しています。私のスピーチの中には耳が痛くなるような言葉がけっこうあると思いますが、みなさんには水源危機と環境危機が問題源でないことを分かってほしいのです。
根本的な問題は私たちが実行した社会モデルなのです。そして、改めて見直さなければならないのは私たちの生活スタイルだということ。

私は環境資源に恵まれている小さな国の代表です。私の国には300万人ほどの国民しかいません。でも、世界でもっとも美味しい1300万頭の牛が私 の国にはあります。ヤギも800万から1000万頭ほどいます。私の国は食べ物の輸出国です。こんな小さい国なのに領土の90%が資源豊富なのです。

私の同志である労働者たちは、8時間労働を成立させるために戦いました。そして今では、6時間労働を獲得した人もいます。しかしながら、6時間労働になった人たちは別の仕事もしており、結局は以前よりも長時間働いています。なぜか?バイク、車、などのリポ払いやローンを支払わないといけないのです。 毎月2倍働き、ローンを払って行ったら、いつの間にか私のような老人になっているのです。私と同じく、幸福な人生が目の前を一瞬で過ぎてしまいます。

そして自分にこんな質問を投げかけます:これが人類の運命なのか?私の言っていることはとてもシンプルなものですよ:発展は幸福を阻害するもので あってはいけないのです。発展は人類に幸福をもたらすものでなくてはなりません。愛情や人間関係、子どもを育てること、友達を持つこと、そして必要最低限のものを持つこと。これらをもたらすべきなのです。
幸福が私たちのもっとも大切なものだからです。環境のために戦うのであれば、人類の幸福こそが環境の一番大切な要素であるということを覚えておかなくてはなりません。

ありがとうございました。

演説の字幕付き動画です。
http://www.youtube.com/watch?v=ehk_4tYddI8
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by oomawotomeru | 2013-05-27 10:14 | 社会 | Comments(0)

小出裕章さん、放射能に汚染された中で生きていくこと

小出裕章さんが、放射能に汚染された中で、どのように子どもの安全を守れるか、そして何をきをつけていけばいいのか、インタビューに答えています。


放射能測定を行って食品を販売している通販サイト「ホワイトフード」による小出さんへの3回目のインタビュー

Q.1《事故の風化について》
周りのママ友と話をしていると放射能の問題は完全に風化していて、自分の方がおかしいのではないかと不安になりますが、子どもの食事などどれくらい気をつけると良いのでしょうか?

◆小出

大変むずかしいご質問だと思います。
事故から2年経って、ご質問くださったように、皆さんも福島の事故など無かったかように段々忘れてきているのだと思います。
国や東京電力が、忘れさせようと、むしろ作戦を立てて、情報を流さないようにしているので、当然のことだと思いますが、ただ残念ながら、福島原子力発電の事故は全く終息しておりませんし、何とかこれ以上大量の放射性物質をばら撒かないように今敷地内では沢山の労働者が被ばくしながら、作業を続けています。
そして、既に撒き散らささせれた放射性物質も、大地あるいは海に汚染を拡げて、そこから汚染した食べ物もでてきているわけですから、忘れるようなことはもちろんしてはいけません。
十分に注意をしながら、特に子どもたちを被ばくから守るということは大人の責任としてやらなければいけないと思いますので、注意を続けて欲しいと私は願います。

ただ、どんなことでもそうですけども、恐怖というものをずうっと持続するということは難しいし、できれば安全であって欲しいと皆さん思うはずなので、できれば忘れてしまいたいと思うことが当然なのであって、段々これからそうなっていくだろうなと私は思います。
でも、子どもたちにはこの事故を引き起こした責任がないのですから、やはりできる限り大人が注意をするということを私はやりたいと思いますし、長い間食品の汚染というものは続きますので、難しいことだとは思うけれども、やはり汚染の少ない食料を選んで子どもに与えるということはやって欲しいと思います。

◆ホワイトフード

ありがとうございます。
二つ目の質問です。

Q.2《東京の4月の放射性物質の降下量が高いことについて》
東京では今年の4月の放射性物質の降下量が1平方メートル当たりセシウムが64ベクレルもありました。
事故から毎日空気を吸っているので、積算すると大変な量の放射性物質を吸い込んでしまったことになるのではないでしょうか。
この東京の4月の降下量をどう考えたらよいでしょうか。

◆小出

え〜、すみませんがその東京の降下量1平方メートル当たり64ベクレルという数字を、今私は聞いたばかりです。
え〜、もしそれが本当だとすると、結構高いと思います。

ただし、この地球、東京も含めた地球が放射性物質で汚れたというのは、福島の事故が始めてではありません。
1950年代~60年代にかけて、たくさんの核実験というものが行われて、大気中に放射性物質が撒き散らされて、世界中に放射能が降ってきたという時代があったわけですし、その影響は今でも続いています。
日本というこの国は北半球温帯という地域に属しているのですが、その日本がこれまでに受けたセシウム137は1平方メートルあたりにするば5千数百ベクレルになっていると思います。
そこにまあ、4月ひと月ということでしょうか、64というものが上乗せされたということに、もしその数値が正しければ、上乗せされたということになるのだと思います。

核実験が行われてからもう随分長い時間が経っているので、今64ベクレルというのは私はちょっと高いと思うし、何か数字の間違いではないかと思いますけども、今聞いて頂いたように汚染がゼロということはもう残念ながらないし、毎日のように放射能が降ってくる時代に私たちが生きていると思って頂くしかありません。
ただ、64が多いと思うと言ったけども、でもその64だとしても慌てることではない、もう要するに5千数百ベクレル降っていたなかでの64ですから、何かそれが大変なことであって、今突然被ばくをしてしまったということとは違うと思います。

◆ホワイトフード

ありがとうございます。

Q.3《福島原発事故由来でない放射能について》
魚介類やキノコは福島原発事故由来でないが、セシウム135が1ベクレル/キログラム以下で検出されると聞いたのですけども、どのように理解したら良いでしょうか。
また、魚などは子どもたちに食べさせない方が良いのでしょうか。

◆小出

今聞いて頂いたように、人間が原爆というものを爆発させてしまってから、たくさんの核実験が行われてきて、もう地球上全部汚れているのです。
ですから、福島第一原子力発電所の事故が無かったとしても、もう汚れていない食べ物というものは無かったし、いま聞いて頂いたように、ご質問にあったように、1キログラムあたり1ベクレル以下という汚染は、世界中どこにでもあるのです。
日本のお米だって、1キログラムあたり0.1ベクレルぐらい汚染はどこでもありましたし、他の食べものももちろんありました。
特にキノコなんていう食べもののことを言うなら、1キログラムあたり何十ベクレルというようなものはずっと前からあったのです。
それは避けることができません。

魚にしても、そうです。
海は大量の水があって稀釈はされているのですけれども、やはり1キログラムあたり0.1ベクレルというような汚染は、もう殆どどこにでもありました。
もっとひどい場所というのももちろんあって、今は福島県の沖合が猛烈にひどくなっているわけで、そういうところの魚はもちろん食べない方がいいですが、先程から何度も聞いてもらっているように大気圏内核実験というものがあって世界中汚れていたし、あるいは原子力と呼ぶようなものをやるようになって、世界の海もあちこち汚れてしまっています。

特にイギリスという国、グレイトブリテン島という島にあるのですが、その島の対岸にはアイルランド島というまた島があって、グレイトブリテン島とアイルランド島の間はアイリッシュ海という内海になっています。
日本で言えば日本海のような海ですけれども、そこに面したグレイトブリテン島の一角にウィンズケールと私が呼ぶ場所がありました。
かつてイギリスの原爆開発を支えた工場群があったところで、今はセラフィールドと呼び名が変わっています。
そのセラフィールドには原子力発電所から出てくる使用済みの燃料を再処理するという工場があるのですが、その工場がこれまでに大量の放射性物質を海に流してきました。
それは事故ではありません。
工場が正常に動くために、放射性物質を海に流すということを続けてきて、既に広島原爆400発分のセシウム137をアイリッシュ海に流しました。
アイリッシュ海は今聞いて頂きましたように内海ですので、放射能の稀釈が思うように進まないで、アイリッシュ海で穫れる魚というのは、一時期は1キログラムあたり370ベクレルという基準を超えて汚れていました。

その今、私が聞いていただいた基準は、1986年に旧ソ連のチェルノブイリというところで大きな事故が起きたのですが、その時に日本が輸入規制をしたときに使った値が1キログラムあたり370ベクレルだったのですが、もうそれを遥かに越えるような汚染が、アイリッシュ海ではそれよりもっと前からずっと続いているという状態でした。
ですから、魚ももちろん汚染されていますけれども、でも、何も食べないで人間は生きられない訳ですし、どの魚がどれだけ汚れているということをやはりきちっと知りながら私たちが選ぶ。
私は大人は諦めてくれと言っているわけですけども、子どもたちに汚染の少ないものを与えるということを今後もやって欲しいと思います。

◆ホワイトフード

ありがとうございます。
4番目の質問です。

Q.4《放射能対策に良い食品》
放射能対策に良い食品ということで、放射能に勝つことはできなくとも、何か放射能対策に良い食品などはありますかというご質問です。

◆小出

放射能対策に良いというご質問が、どのようなことを期待されているのか私にはよく分かりませんが 、もちろん放射性物質を体内に取り込んでしまえば、それから被爆することを避けられません。
そして被爆というのは必ず有害ですし、それを無害にする、あるいは有益にするなんていうことはもちろんできません。
もしできる可能性があるとすれば、取り込んでしまった放射性物質をできるだけ早く排泄するということだと思います。

原子力の現場にいる人間としては、かなり特殊な状況で、そういうことが可能な場合もあります。
例えば事故で大量の放射性物質を取り込んでしまった時に、薬物の力を借りてその放射性物質を体外に排出しようということはどこまで有効かという議論はあるけれども、何がしかの手立てがこれまでもありましたし、これからもそういう手立てをとることはあるかも知れませんが、今ご質問くださった方は、たぶんそういう事故ではなくて、普通の生活をしながらということで、ご質問だと思いますので、普通の生活の中で薬物を毎日摂り続けるということは、むしろ薬物の害の方が私は大きいと思いますし、そういう薬物の力を借りないとすれば、取り込んだ放射性物質だけをすみやかに体外に排泄するということはまず殆どできないと思っていただいた方がいいと思います。

◆ホワイトフード

はい、了解しました。
最期のご質問です。

Q.5《避難について》
小さい子どもがいるのですが、仕事や経済的な理由で、辛いですけども、避難することができないでいます。
線量が高いエリアで、子どもを守るにはどのようなことに気をつけると良いでしょうか。

◆小出

被ばくを防ぐというときには、もちろん2種類の被爆があるのですね。
外部被ばくという被ばくと内部被ばくという被ばくがあります。

外部被ばくというのは、外にある放射性物質から被ばくをすることを避けるということで、そのためにできることは、いくつかあります。
つまり、子供たちが生活している場所をきれいにするということです。
例えば、子どもたちが通っている学校をきれいにする、学校の校庭の土を剥ぎ取ってどこかに移動させる、幼稚園の園庭の土を剥ぎとって移動させる、あるいは子どもたちが家の近くの公園で遊ぶなら公園の土を剥ぎとってどこかにどけるということが必要だと思います。
もちろん各家庭の庭があって、子供たちがそこでどろんこになって遊んでいるような場所であれば、もちろん剥ぎ取った方がいいと思います。

そして、その上で段々分かってきたことでもあるのですが、汚染が弱いと一般的に思われてる町でも、汚染が猛烈に濃縮しているところがあるのですね。
それ、私たちは黒い物質と呼ぶようになってきましたが、道路の端っこであるとか、建物の下であるとか、何か雨水が溜まりやすくて、それがまた乾きやすいところであるとか、そういうところに放射能が猛烈に濃縮している場所があります。
それはどこにでもあります。
みなさんの住んでいる町のどこにでもそういうところがありますので、それを丹念に探して、その猛烈に濃縮した黒い物質と呼んでいるものを剥ぎ取るという作業が必要だと私は今は思っています。

ただし、今私が聞いていただいたような手段は、本来であれば、個人個人でやるのはとても大変です。
やはり行政にきちっと要請をして、やらせるということをまずは求めるべきだと思います。

それから次に内部被ばくですが、内部被ばくというのは放射性物質を体の中に取り込んでしまって、それから起きる被爆ですから、どうすればいいかと言えば、放射性物質をからだの中に取り込まないようにするのがいいのです。
からだの中に取り込むルートが2つあって、一つは呼吸で吸い込んでしまう、もう一つは食べもので食べてしまうということです。

呼吸で吸い込むのを防ぐためには、マスクをするぐらいしかできません。
ただ、空気中に大量の放射性物質が漂っていたときというのは、2011年3月11日からほぼ半月間でした。
その期間は大量の放射性物質が空気中に漂っていましたので、どなたにもマスクをして欲しいと私は思いましたけども、今はそういう状態ではありません。
マスクをするということはそれなりに結構苦しいことだし 子どもたちが遊ぶときにマスクを着けて遊ぶという姿を私自身は想像できないのです。
ですから、今現在でいうなら、特殊なことを除けば、マスクをどうしてもしなければいけないということではないと思います。

ただ、とても風が強い日であるとか、子供たちが砂埃の中で遊ぶようなときであるならば、一度地面に降り積もった放射性物質が舞い上がってきたりしていますので、そういう時に限ってはマスクをした方がいいと思います。
ただマスクというのは皆さんが期待しているほどに捕集効果がありません。
本当にぴったりと付くようなマスクはもちろん高価なものですし、そんなピッタリと付くようなマスクはそれこそ呼吸が今度は困難になりますので、通常のマスクであるとすれば、要するに空気がつうつう抜けてしまっているわけで、余り効果がないと思った方がいいと思います。

もう1つは要するに食べ物を気をつけるということであって、ホワイトフードの利用者の方であれば、できる限りホワイトフードが提供する放射能の汚染の値というものを見ながら、子どもに対してはできる限り低いモノを与えるということをやって欲しいと思います。
ただし、私が願っているのは、どこかの家の子ども、というそういうことを守りたいというのではなくて、全ての子どもを私は守りたいと思っていますので、各家庭が自分の子どもを守るということももちろん大切なことではありますけれども、そうではなくて、全体の子どもを守れるような方策を作るためにむしろ働いて欲しいと思います。
例えば学校給食というものがあるわけですけれども、学校給食の材料については細かく汚染を調べて汚染の少ないものを与えるということをやるべきだと思いますし、そのためには、行政、学校、自治体というところに動いてもらうしかないだろうと思います。

最後に一言だけ言っておきますけども、先程も外部被ばくを避けるために、学校の校庭の土を剥ぎ取るとか、黒い物質をきちっと調べて剥ぎ取るとか、学校給食の材料をきちっと調べるということが必要だと私は言いました。
そして、行政とか自治体の力を借りるしかないだろうと言ったわけですけれども、一番本当のことをいうなら、この汚染というものは、東京電力が撒き散らした汚染ですので、東京電力にこそ測定をさせるべきだと思います。自分が撒き散らした物質がどこにどれだけ汚染を広げているかということを調べるのは、東京電力の最低限の義務だと私は思います。東京電力が知らぬ存ぜぬとして、まったくのうのうと今でも会長社長以下、生き延びているわけですけれども、彼らにこそきちっとした責任を取らせたいと私は願っています。
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by oomawotomeru | 2013-05-27 08:34 | 原発一般 | Comments(0)

避難期基準5ミリシーベルトを検討しながら却下 予算の無駄遣いは何のため?

福島原発事故の避難基準について年間5ミリシーベルト以下を検討しながらも却下。
避難者増を恐れて。
民主党の決定を自民も追随。
復興予算、馬鹿げた除染に使う費用、ガレキ広域処理、
これだけのお金があればなんとか子ども達を避難させられたのに、
この国は子どもをみていない。

自民党が作った原発と原子力村を民主が受け継ぎ、自民が取り戻した。
責任は自民が大きい。

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http://www.asahi.com/national/update/0525/TKY201305250024.html

「福島の帰還基準、避難者増を恐れて強化せず 民主政権時

 【関根慎一】福島第一原発の事故で避難した住民が自宅に戻ることができる放射線量「年20ミリシーベルト以下」の帰還基準について、政府が住民の安全をより重視して「年5ミリシーベルト以下」に強化する案を検討したものの、避難者が増えることを懸念して見送っていたことが、朝日新聞が入手した閣僚会合の議事概要や出席者の証言で明らかになった。

 民主党政権が2011年12月、三つの避難区域に再編する方針を決め、安倍政権も継承。再編は今月中に川俣町を除く10市町村で完了し、20ミリ以下の地域で帰還準備が本格化する。避難対象や賠償額を左右する基準が安全面だけでなく避難者数にも配慮して作られていた形で、議論が再燃する可能性がある。

 5ミリ案が提起されたのは11年10月17日、民主党政権の細野豪志原発相、枝野幸男経済産業相、平野達男復興相らが区域再編を協議した非公式会合。議事概要によると、事故当初の避難基準20ミリと除染目標1ミリの開きが大きいことが議論となり、細野氏が「多くの医者と話をする中でも5ミリシーベルトの上と下で感触が違う」と5ミリ案を主張した。

 チェルノブイリ事故では5年後に5ミリの基準で住民を移住させた。年換算で5・2ミリ超の地域は放射線管理区域に指定され、原発労働者が同量の被曝(ひばく)で白血病の労災認定をされたこともある。関係閣僚は「5ミリシーベルト辺りで何らかの基準を設定して区別して取り組めないか検討にチャレンジする」方針で一致した。

 ところが、藤村修官房長官や川端達夫総務相らが加わった10月28日の会合で「住民の不安に応えるため20ミリシーベルト以外の線引きを考えると、避難区域の設定や自主避難の扱いに影響を及ぼす」と慎重論が相次いだ。5ミリ案では福島市や郡山市などの一部が含まれ、避難者が増えることへの懸念が政府内に広がっていたことを示すものだ。

 11月4日の会合で「1ミリシーベルトと20ミリシーベルトの間に明確な線を引くことは困難」として20ミリ案を内定。出席者は「20ミリ案は甘く、1ミリ案は県民が全面撤退になるため、5ミリ案を検討したが、避難者が増えるとの議論があり、固まらなかった」と証言し、別の出席者は「賠償額の増加も見送りの背景にある」と語った。 」

福島の帰還基準、避難者増を恐れて強化せず 民主政権時
www.asahi.com
 【関根慎一】福島第一原発の事故で避難した住民が自宅に戻ることができる放射線量「年20ミリシーベルト以下」の帰還基準について、政府が住民の安全をより重視して「年5ミリシーベルト以下」に強化する案を検討
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by oomawotomeru | 2013-05-25 12:36 | 福島情報 | Comments(1)

大間原発オフサイトセンター大間町の外で

大間町・あさこはうすの空
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大間町の外でオフサイトセンターをつくることになった。
原発から訳3キロの地点の建設予定地にこだわっていた金沢町長がようやくあきらめたのか。
5〜10キロの地点に距離が伸びたのは、福島事故の教訓から。
佐井村の人たちに問いたい。
事故が起きたらオフサイトセンターでは事故処理しなければならず、
破滅的事故がおきても人間が常駐しなければならないことを知っているのか。

小間町にオフサイトセンターが建てられないのなら、
佐井村も風間浦村も建設に反対すれば、オフサイトセンターなしの原発は建てられない。
これを契機に大間を止めるもう一つの道ができる。



大間原発事故対応拠点 5キロ圏外の新候補地選定へ

 原発事故時の対応拠点となるオフサイトセンター(OFC)を巡り、大間町は大間原発から約3キロの距離にある現在の候補地を断念し、5キロ以上離れた新候補地を探すことを決めた。東京電力福島第一原発事故を受け、国が5キロ圏内の設置を認めないためだ。

 大間町は大間原発から約3キロの大間地区をOFCの候補地として2009年11月に県に報告していた。しかし、経済産業省などは原発事故後、省令を改正し、設置場所をそれまでの20キロ圏内から5~30キロに変えた。

 これを受け、町は別の候補地を選定することにし、23日の町議会で金沢満春町長が候補地変更を表明した。

 町の大部分は原発から5キロ圏内に収まり、圏外は町南部の山林や佐井村との境界近くなどに限られる。山林はOFCまでの道路整備が必要で、佐井村との境界は津波の危険性がある海岸に近いなど、課題が多い。

 OFCの設置場所は自治体などの意見を聞いた上で、県が決定するが、大間町に隣接する風間浦・佐井両村も誘致を求めており、選定は難航しそうだ。

 大間町は「町民の安全安心のためにも町内での設置が必要」(町企画経営課)と原発立地自治体であることを強調するが、太田健一・佐井村長は「風は佐井から大間に向かって吹くことが多く、佐井村は立地場所として適している。大間町ですべてを抱え込むのはいかがなものか」と反発。

 飯田浩一・風間浦村長も「村は先駆けて県や国にOFCの設置を要望してきた。是非そこを考慮してほしい」と訴えている。

(2013年5月25日 読売新聞)
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by oomawotomeru | 2013-05-25 10:06 | 大間原発情報 | Comments(1)


大間原発を止めるための情報交換


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「小出裕章さんのおはなし」

2012年4月「原発に反対しながら研究をつづける小出裕章さんのおはなし」をクレヨンハウスから出版しました。2011年3月変わってしまった世界を生きる子どもたちへ、この本を読んでよりよい未来を生きて欲しいとの願いをこめて書きました。
「原発に反対しながら研究をつづける小出裕章さんのおはなし」著者:野村保子 監修:小出裕章

http://www.amazon.co.jp/%E5%8E%9F%E7%99%BA%E3%81%AB%E5%8F%8D%E5%AF%BE%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%8C%E3%82%89%E7%A0%94%E7%A9%B6%E3%82%92%E3%81%A4%E3%81%A5%E3%81%91%E3%82%8B%E5%B0%8F%E5%87%BA%E8%A3%95%E7%AB%A0%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%AE%E3%81%8A%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%97-%E9%87%8E%E6%9D%91%E4%BF%9D%E5%AD%90/dp/486101218X

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