大間原発建設差し止め裁判 記録その4 河合弘之弁護士 函館地裁

大間原発建設差し止め裁判大間原発建設差し止め裁判の第29回口頭弁論が行われ
29回を持って結審した。
東京弁護団団長の河合弘之弁護士のプレゼンです。

福島原発事故の首謀者、東電幹部の刑事責任を追及する裁判が同日東京地裁で行われました。その時の模様の一部伝えながら河合弁護士が話しました。
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東京電力告訴団の第1回期日が東京地裁で今朝(30日)10時から開かれました。
福島原発事故の刑事責任を問うための裁判で
当時の勝俣恒久元会長、武藤栄副社長、武黒一郎副社長
の3人が刑事責任を問われています。

二つの重要な裁判が重なってしまい、私は最初の方に出てから
空港に駆けつけここに間に合いました。
原発事故が起きたらどんな風になるのか、
電力会社の幹部には知らしめる必要があります。
そのために東電幹部の刑事訴追事件は大事なのです。

被告となった3人はどうだったかというと、罪状認否の前にどういうような供述をしたか?
「こういう事故を起こして大変申し訳ない。国民の皆様にご迷惑をおかけして大変申し訳ない」と話しました。しかしそレは心のこもった謝罪の言葉ではありませんでした。
社会的な風圧を避けるためのものでしかありませんでした。
罪状認否はどうかというと「予見不可能でした」と言います。
「回避の可能性もありません」、事故で死亡者、けが人が出たことの因果関係を否定しました。「俺たちは悪くない」との主張です。
でも、本来であれば経団連の会長になろうかという男たちが法廷に立たせたわけです。
指定弁護人で検事役をしている方々がとても優秀でやる気があります。

今後原発を動かす電力会社は原発を安易に作って動かしてしまう恐ろしさを知るべきなのです。
しまし原発の危険と不経済性は電源開発の幹部にも伝わっています。
だから「できればやりたくない」と電源開発の幹部たちは思っているのです。

彼らも本音もやりたくないのです。
でもやめるとどうなるかというと、ボコボコにされてしまうのです。
電力会社、経産省、エネルギー庁に袋叩きにされます。
あそこは半官半民ですから経営陣を取り替えられてしまいます。
だから裁判で止まったら楽にやめることができます。
そのように裁判で言ったわけです。

何年かしてもし事故が起きたら、
「あの時原発を止めてくれた裁判長は誰なんだ」と感謝されます。
しかし原発を動かして事故が起きたら「
あの時原発を動かすのを許したのは誰だ」と糾弾されます。

普通はそこまで踏み込んで言わないのですが、
あらゆる戦いをしてきて観客席から裁判官が判決を書くのではなく、
書いたものにあなたの責任が問われる、と言わなければならないと考えるようになりました。それで強く言いました。

日本の原発をめぐる状況は厳しいと思いがちだが、
違うのです、私たちは勝っています。
僕たちは決して負けていません。

自然エネルギーが出回って原発がなくなる時が必ずきます。
その時に裁判官は重要なのです。

今原子力の世界は暗雲が立ち込めています。
70兆円もかかるの廃炉費用?東芝はどうしたの、倒産?
そして原発輸出のことはこの頃聞きません。
数年前はいけいけどんどんと輸出しようとしていたのです。
もう原発はエネルギー源ではないのです。

僕たちの戦いは必ず勝ちます。
安心して粛々と粘り強く闘っていきましょう。




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# by oomawotomeru | 2017-07-03 12:52 | Comments(0)

大間原発裁判 記録その3 中野宏典弁護士プレゼン

中野宏典弁護士は函館上ノ国で弁護士活動中に弁護団に入り
その後、山梨に移転しながら函館地裁に通い大間裁判に関わってくれました。
脱原発全国弁護団で全国の原発裁判で活躍する若手弁護士です。

シンガーソンググライターとしての活躍も見逃せません。
毎年夏、大間町で開かれる大間グロックではギター片手に
オリジナルソングを熱唱してくれます。
以下は6月30日のプレゼンです。
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提訴から7年、原発の危険を訴えてきました。
原発で事故が起きると、
生命、財産、故郷を奪われます。
福島原発事故の時の津波の映像を無視してはなりません。

元京都大学原子炉実験所の小出裕章助教は
広島原発の168発分のセシウムが事故により放出されたと言います。
津波の大きさについては想定外としていたが
実際はわかっていて経済性から低く見積もっていたことがわかりました、
火山についても被害を低く見積もっていたことがわかっています。
事故の確率に合わせた見積もりではなく
自社の経済性に見合った被害予想を行っていることがわかっています。

被害を受けた飯館村の母の涙を無視してはなりません。
夫を亡くした五十嵐さんの気持ちを無視してはなりません。
飯館村に住む菅野栄子さんは、長年開墾し作り上げた土が
ゴミとなってしまう悲しみを訴えました。
農家は土地を耕し培ったアイディンティティを無視してはなりません。

これほどの被害を多大な人たちに負わせるものは原発事故以外にありません。
福島原発事故の切実は被害を無視してはなりません。
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熱のこもったプレゼンでした。
裁判長はじめみなさんに届きました。





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# by oomawotomeru | 2017-07-02 23:43 | Comments(0)

大間原発函館市民裁判、結審・・

大間原発裁判結審・・函館新聞より
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 函館の市民団体「大間原発訴訟の会」(竹田とし子代表)が国や電源開発を相手取り、大間原発(青森県大間町)の建設・運転の差し止めを求めている裁判は6月30日、函館地裁で結審し、浅岡千香子裁判長は判決日時を後日指定するとした。原告団によると、来年3月までに判決が言い渡される見通し。

 原告は、同原発の特徴である世界初の商業用フルMOX燃料の危険性に触れ「国際基準からも欧米では絶対に許可を得られない」と強調。福島第一原発事故の原因が解明されていない中での国の規制基準では安全性が確保されないことや、敷地や周辺での活断層の存在を否定できないとした。

 意見陳述で竹田代表は、豊かな海などを守ろうと反原発を貫いた故熊谷あさ子さんの遺志に触れ「のちの世代に負の遺産を残せない。未来につながる判決を」とした。

 被告の国は「原告が要求する『深刻な災害が万一にも起こらないと言える程度の極めて高度な安全性』は、結局のところ『絶対的な安全性』を要求するに等しく、このような理解は独自の見解であると言わざるを得ず、およそ採用することはできないというべきだ」と反論した。

 電源開発も「原告が主張する活動性のある活断層は調査を通じて安全性が確保されている」などと従来の主張に徹した。

 原告団は2010年7月28日に168人で提訴。翌11年3月11日の東日本大震災などを受けて第2次提訴では208人、最後の提訴となった17年4月14日の第9次37人で計1168人。








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# by oomawotomeru | 2017-07-02 23:02 | Comments(0)

大間原発裁判 記録その2 6月30日

a0292602_12042506.jpg大間原発裁判、記録その2
函館地裁で最終口頭弁論が始まった。

原告3人による意見陳述
奥本征雄さん(大間町在住)
第一次の原告で、長年地元で反原発をやってきた。
福島原発事故以降、そこに住む人の健康も財産もふるさとも奪われていることに
憤った。
大間町ではこれまで、140億円を越す交付金を受け取ってきたが、
街は閑散としている。人口も減り、経済的に潤うこともなかった。
今年の1月には、16年ぶりの町長選挙が行われ、(それまで現職だけの立候補が3期続いて選挙を経験していない)、現職は当選したが、対立候補が4割の得票で現職に迫った。それだけ町民の気持ちに揺れが見える。東京に行った時、銀座のネオンを見てこのために作られる原発は全く必要ない、と言い切った。
高橋泰介さん(自然エネルギープロジェクト)
1986年のチェルノブイリ原発事故のあと、勉強を始めた。知れば知るほど危険でエネルギーとして役割はないと確信した。原発を止めてエネルギーはどうするかと考え、自然エネルギー問題に取り組んできた。自然エネルギーを作っても北海道電力は電気を買うわくに制限があるため、発展は見込めなかった。しかしこの地域は自然エネルギーの宝庫も言えるくらい風力、太陽光、地熱などがある。その資源を活用して原発を止めるためのみちを作りたい。
竹田としこ(代表)
原発を危険を主張して大間原発を止めるためにこれまでやってきた。原発はそれだけでも危険だが、廃炉費用などの費用は未来へのツケ回しである。電源開発に土地を売らないで頑張ってくれた熊谷あさこさんのことを思い出す。大間の自然を子や孫に残すために、一人で村八分に負けずに頑張ってくれた。
裁判官の皆様には原発の危険を知って、勇気ある決断をしてほしい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー〜〜ー
 3人の意見陳述はそれぞれ歩いてきた道を背負いながらの反原発運動を思わせる、重たく心からの反原発の思いだった。今ここでフルモックスでプルトニウムを大量に使用する大間原発を建てる理由は何もない。福島原発事故が教えてくれた生きることの本質的な意味をもう一度噛み締めて、多くの人に原発を選ぶことの結果を考えてほしいと思う。一人一人が未来に対する責任をおったとき、原発を選択する道は消える。
 福島を経験したもち、世界が反原発に舵を切っていく中で、これ以上愚かな選択をさせてはならない。





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# by oomawotomeru | 2017-07-01 12:05 | Comments(0)

大間原発最終口頭弁論 記録その1 6月30日

6月30日、
函館地裁で大間原発建設差し止め裁判の建設差し止め裁判の最終口頭弁論でした。
その1
7、80人くらいが函館弁護士会館に午後1時頃に集まり、
午後2時30分からの傍聴に臨んだ。
はじめに、函館弁護団長の森越弁護士から、国と電源開発から期日の前日の29日に準備書面が出されたことについて異議が出された。原告、被告ともに、6月16日までにすべての準備書面を提出することになっていたにもかかわらず、期日の前日にすごいページ数の書面が出ることはルール違反であること。被告の行動は、反論できない日にちに書面を出すことで裁判の中での自分の主張を読んでもらうための「あと出しジャンケン」であると森越弁護士。
 これまでの期日の中でもほとんど自己の主張をせず、書面だけで裁判を通してきた被告側の「手」なのか?だとするとルール違反すれすれのところで自分に有利になるように、書面提出するのは、自分の主張に対して自信のなさそのもののように思った。
 国と電源開発は双方とも、新しい主張ではなくこれまで提出した書面に対して誤解を受けないように加筆したとの主張であった。
 結局裁判長は被告の主張を認めて出された書面を受け取ることに。原告は期日外でそれに対する反論を提出することを確約。
 被告弁護士は21人。すべて税金と経費で払われる弁護料で動いている被告側に、準備する時間がなかったとは思えない。翻って、市民グループの弁護団は、原稿と支援会員の会費がすべて。弁護料をきちんと払えず、経費さえも削って自腹できてくれている弁護士たちのあの読み込む書面の積み上げた高さを思うと気が遠くなる。
みなさん本当に大間原発を止めたい思い、その一点でだけやってくれている。
改に弁護団の皆様にお礼を言いたい。
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# by oomawotomeru | 2017-07-01 11:02 | Comments(0)


大間原発を止めるための情報交換


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「小出裕章さんのおはなし」

2012年4月「原発に反対しながら研究をつづける小出裕章さんのおはなし」をクレヨンハウスから出版しました。2011年3月変わってしまった世界を生きる子どもたちへ、この本を読んでよりよい未来を生きて欲しいとの願いをこめて書きました。
「原発に反対しながら研究をつづける小出裕章さんのおはなし」著者:野村保子 監修:小出裕章

http://www.amazon.co.jp/%E5%8E%9F%E7%99%BA%E3%81%AB%E5%8F%8D%E5%AF%BE%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%8C%E3%82%89%E7%A0%94%E7%A9%B6%E3%82%92%E3%81%A4%E3%81%A5%E3%81%91%E3%82%8B%E5%B0%8F%E5%87%BA%E8%A3%95%E7%AB%A0%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%AE%E3%81%8A%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%97-%E9%87%8E%E6%9D%91%E4%BF%9D%E5%AD%90/dp/486101218X

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