人気ブログランキング | 話題のタグを見る

福島四号機、18日にも壊れたプールから燃料棒取り出し


福島四号機から破損した燃料棒の取り出し・広島原発1万四千発分の放射性物質の
中から。
危険な作業のこと、福島でも日本でも語られないのはなぜ?
地震で壊れたプールの三方で固定、
どこかで水漏れも起きているらしい。
震災ガレキもプールの中、
クレーン作業のベテランでも難しいのに、
大変な被曝環境、万が一のことがあっても観に行くことも出来ない?

危険予測で福島の人たちに避難予告はされているのでしょうか?
なにかあったらバス等交通手段はとられているのでしょうか?

福島四号機、18日にも壊れたプールから燃料棒取り出し_a0292602_1145239.jpg



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【 11月に始まる核燃料の取り出し、そこにはどれほどの危険が潜んでいるのか?! 】〈前篇〉
http://kobajun.chips.jp/?p=14939
福島の原子炉4号機からの核燃料の取り出し、広島型原爆14,000発分の放射性物、質の脅威
これまで人類が経験した中で、最も危険で最も高度な技術、最も高度な管理が必要な作業
アンドレア・ジャーマノス / コモン・ドリームス / フェアウィンズ 10月24日


早ければ11月にも、巨大事故を引き起こした福島第一原子力発電所を管理する東京電力は、作業中に事故が起きれば今度こそ日本に『壊滅的』被害をもたらすことになる、原子炉4号機の使用済み核燃料プールからの燃料とし出し作業に着手することになります。

取りださなければならない核燃料棒の数は1,300本、破壊された原子炉建屋の上層階にあり、その放射性物質の量は広島型原爆14,000発分に相当します。
原子炉4号機はメルトダウンこそ起こしませんでしたが、水素爆発による破壊により傾き、一方が沈み込んだ状態にあり、大型の地震に見舞われた際の耐震性はゼロという状態です。

ジャパン・タイムズは、状況について、以下のように解説しています。
燃料棒の取り出しを行うため、東京電力は荷重273トンの稼働式クレーンを建設、操作は離れた場所の別の部屋で、リモートコントロールによって行います。
[中略]
燃料棒は挿入されているラックから一本ずつ抜き取る作業を行い、重い鋼鉄製の容器に移し替えることになっています。
これらの作業はすべて水中に沈めたままの状態で行います。


次に燃料棒の入った容器をプールから取り出して地上に降ろし、損傷を受けていない共用の核燃料プールの中に再び沈められることになります。
正常な状態なら3カ月ほどで終了する作業ですが、東京電力は2014会計年度の終了(2015年3月)までの1年と5カ月でこの作業を終わらせたいとしています。

しかしこれ程の事業を東京電力が行うということに対しては、各方面から疑問と懸念の声が上がっています。
福島第一原発の事故収束・廃炉作業を前に進める責任があるはずの東京電力は、実際の作業においては事故やトラブルを繰り返すばかりで、進行中の危機を収束させるには程遠い状況にあります。
その会社が400トンもの使用済み核燃料を、人間の手で無事に進めることが出来るのかどうか、その疑念には深刻なものがあります。

この点について、ベテランの原子力技術者で、フェアウィンズ・エネルギー・エデュケイションの責任者であるアーニー・ガンダーセン氏が、この夏以下のように警告しました。
「かなりの数の燃料棒が、取り出し困難な状況に陥ることになる可能性があります。」
「この作業が順調に進むだろうと考えるのは、事実を軽視することであり、論理的にかなりの飛躍があります。」


原子炉監視プロジェクトのポール・ガンター博士は、ビヨンド・ニュークリアー(原子力)のタコマ・パーク博士とともに10月下旬、コモン・ドリームスに以下のような声明文を寄せ、事態について警告しました。

「全体の状況が安定していない中で、数百トンに上る高い放射性物質を含む核燃料の取り出しに着手することは、今日の事態を一層危険なものにする恐れがあります。」

ガンダーセン氏は核燃料を取り出す作業の危険性について、以下のたとえを用いました。
「核燃料棒をタバコに、燃料棒が挿入されたラックをタバコのパッケージに見立てて考えてみましょう。
たばこのパッケージが新しいままなら、タバコは一本ずつ簡単に引き抜くことが可能です。
しかし、4号機の核燃料ラックは変形していると考えなければなりません。
ひしゃげたパッケージから乱暴に引き抜けば、タバコは引きちぎられてしまうでしょう。
同じようなことが、4号機の核燃料プール内で発生する可能性があるのです。


核燃料の収納ユニットはすでに変形しており、万が一にも核燃料を力任せに引き抜くようなことをすれば、核燃料が破損してしまう恐れがあり、そうなればセシウムやその他の放射性物質、キセノンやクリプトンが環境中に放出されてしまいます。」
「11月、12月、あるいは1月、作業中に核燃料棒が損傷する事態が発生し、作業員が緊急避難を強いられる事態の発生を、私は恐れています。
私は燃料棒を引き抜く際の事故により、さらなる放射性物質が環境中に放出される事態を恐れているのです。燃料棒は一度オーバーヒートしたのではないでしょうか?核燃料プールは一度沸騰して、水がほとんど無くなったのではありませんでしたか?そうしたことを考え合わせると、最早取り出すことが不可能になっている燃料棒が存在する可能性があるのです。」
(詳しくは『進行中の福島の危機』、本当は何が起きているのか《第4回》 http://kobajun.chips.jp/?p=14455 をご参照ください)。

ジャパン・タイムズは以下のように付け加えました。
正常な状態で行われる燃料棒の取り出し作業は、燃料棒の位置をミリメートルの単位で正確に記録しているコンピュータを使いながら行われます。


しかし放射線量がきわめて高い環境で盲目に近い状態で作業を行なえば、クレーンから燃料棒を落下させたり損傷させたりといった事故が発生する可能性があります。
そんなことになれば、3.11によって厳しい状況に追い込まれた東北地方が受けるダメージは、言葉などでは表現できない程悲惨なものになります。

〈 後篇に続く 〉

http://www.commondreams.org/headline/2013/10/24-3
http://fairewinds.org/media/in-the-news/fuel-removal-potential-apocalyptic-scenario-says-commondreams-org
 + – + – + – + – + – + – + – + – + – + – + – + – +

ひとつ気がかりなのは、世界が注視しているこの危険な作業が始まるという事を、いったいどれだけの『日本国民』が認識しているか、という事です。
例によって日本国内の報道では、4号機の使用済み核燃料の取り出し作業は、廃炉作業の中の一段階に過ぎないかのように扱われています。

万が一東京電力が作業中に事故を起こしたら、これまで翻訳してきた海外の報道を見る限り、少なくとも100キロ圏内にいる人々は直ちに避難しなければならないはずなのに。
『その場合』考えられる状況について、海外の報道は『カタストロフィ』や『黙示録』といった表現を使っています。
ところが、国も県も市町村も、この問題については沈黙したまま。

さらにはこの記事にあるように、これまで事故収束・廃炉作業についてはほとんど前進させることが出来なかった東京電力に、まかり間違えば東北、北関東という単位で国土を滅ぼす可能性のある作業をやらせるのか?
という疑問を、憤りとともに感じます。

この国では原子力災害については、やはり自分の身は自分で守るしかないのでしょうか?
この有り様だからこそ、日本国内での原子力発電は許してはならない。
違いますか?

以上、星の金貨プロジェクトBlogより
http://kobajun.chips.jp/
by oomawotomeru | 2013-11-16 11:06 | 福島情報


大間原発を止めるための情報交換


by oomawotomeru

最新の記事

寿都町片岡町長、2018年春..
at 2021-04-05 17:54
寿都町片岡町長、2018年春..
at 2021-04-05 17:54
大間原発札幌控訴審
at 2018-12-11 16:13
規制委、大間原発現地視察 
at 2018-11-21 16:19
規制委、大間現地視察東奥日報より
at 2018-11-21 16:13

検索

「小出裕章さんのおはなし」

2012年4月「原発に反対しながら研究をつづける小出裕章さんのおはなし」をクレヨンハウスから出版しました。2011年3月変わってしまった世界を生きる子どもたちへ、この本を読んでよりよい未来を生きて欲しいとの願いをこめて書きました。
「原発に反対しながら研究をつづける小出裕章さんのおはなし」著者:野村保子 監修:小出裕章

http://www.amazon.co.jp/%E5%8E%9F%E7%99%BA%E3%81%AB%E5%8F%8D%E5%AF%BE%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%8C%E3%82%89%E7%A0%94%E7%A9%B6%E3%82%92%E3%81%A4%E3%81%A5%E3%81%91%E3%82%8B%E5%B0%8F%E5%87%BA%E8%A3%95%E7%AB%A0%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%AE%E3%81%8A%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%97-%E9%87%8E%E6%9D%91%E4%BF%9D%E5%AD%90/dp/486101218X

フォロー中のブログ

dezire_photo...
しゅわそら

以前の記事

2021年 04月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月

外部リンク

最新のトラックバック

記事ランキング

画像一覧

カテゴリ

全体
大間原発情報
原発一般
福島情報
社会

大間FAX通信

映画
沖縄
たべもの
函館市裁判情報

世界
憲法
暮らし
核のゴミ
未分類

タグ

その他のジャンル

ファン

ブログジャンル

時事・ニュース