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12兆円・・核燃サイクルの無駄使い

1966年日本が核燃料サイクルをエネルギー政策としたときから
合計12兆円という気の遠くなる金額が使われている。

十何年もまえにもんじゅが立ち行かないのはわかっていたはず。
動燃から看板の架け替えばかりして
中の人間は。原子力ムラを行ったり来たり。

大学、民間会社、シンクタンクと渡り歩き
高額報酬を魂と引き換えに売り渡していた。

ここに来て今だ、自分達がやると記者会見で発言している。
日本が終わりと思う瞬間だが
彼等の高収入が福島からの避難者の方々に重なって
怒りが湧き上る・・

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◆コスト年1600億円、廃炉費も
◆核燃サイクルに12兆円
◆メドなく半世紀 国民負担続く
◆見切りつける好機
◆本紙集計
≪高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)が廃炉になる可能性も出てきたことを受け、本紙はもんじゅを中核に国が進めてきた核燃料サイクル事業にかかったコストを、あらためて調べた。いずれ必要になる廃炉費用も考慮し集計した結果、少なくとも12兆円が費やされ、もんじゅが稼働していない現状でも、今後も毎年1600億円ずつ増えていくことか分かった。実用化のめどのない事業に、巨額の国民負担が続く実態か浮かんだ。(小倉貞俊)=関連2面≫
 本紙は、事業を進めてきた経済産業、文部科学両省のほか、電力会社や関係団体、立地自治体などにコストを問い合わせ、集計した。高速炉開発が国家プロジェクトになった1966年度から本年度まで、判明しただけで計約12兆2200億円に上った。
 本紙は2012年1月にも同様の集計をし、10兆円弱との結果を得た。今回、2兆円強膨らんだ理由は、新たに廃炉・解体費などの試算額が判明し、その後にかかった運営費なども加えて精査したためだ。
 部門別にみると、最も高コストなのは、原発で出た使用済み核燃料を溶かしてプルトニウムを取り出す再処理工場(青森県六ヶ所村)の7兆円強。原子力規制委員会が文科省に運営者を交代させるよう勧告したもんじゅと、関連の試験施設「RETF」の建設・運営費は計約1兆900億円だった。
 廃炉費用は少なくとも1千億円は必要になるとみられるが、冷却材に危険なナトリウムを大量に使っており、きちんと見積もられていない。核燃サイクルのコストは、電気事業連合会(電事連)が10年以上前の03年、各施設の建設、操業(40年)、解体、最終処分までの総額を約19兆円との試算をまとめた。
 しかし、もんじゅはほとんど稼働せず、再処理工場や混合酸化物燃料(MOX燃料)エ場は未完成。ウラン資源を循環させるサイクルがほとんど動いていない中、本紙の集計結果からは、既に電事連の試算額の6割以上が使われた。
 今後40年操業すれば、さらに巨額のコストが必要になる。これは、核燃サイクルを続ければ、電事連がはじいた19兆円では収まらないことを示唆している。
 核燃サイクルの財源は、税金か、電気料金に上乗せされた分かの違いはあるものの、国民負担であることに変わりはない。

◆本紙集計
 省庁や電力事業者、団体などが取材に回答、公開している数字を集計した。放射匪物質で汚れ、出費が確定している廃炉・解体費用も当事者による数字をそのまま加えたが、試算は約10年前と古く、実際にはもっと高額になるとみられる。国は使用済み核燃料の中間貯蔵施設も核燃サイクルの一環としているが、貯蔵された核燃料は再処理されない可能性もあるため、集計から除いた。自冶体への交付金は、核燃サイクルを対象にしたものに限定し、一般の原発関連が含まれる可能性がある交付金は全額、集計から除いた。

◆見切りつける好機
 大島堅丁立命館大教授(環境経済学)の話
 実現の見通しが立たない核燃料サイクルに、12兆円以上が費やされてきた事実は深刻に受け止める必要がある。何も生み出さない事業に、今後も毎年1600億円ずつ消えていくのは、民間企業ではあり得ず、異常な事態といえる。(もんじゅ問題は)核燃サイクルに見切りをつける大きな好機ではないか。国民も、自分のお金が税金や電気料金の一部として、見込みのない事業に使われている現実をよく考える必要がある。

2015年11月17日 東京新聞
by oomawotomeru | 2015-11-18 12:37 | 原発一般


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2012年4月「原発に反対しながら研究をつづける小出裕章さんのおはなし」をクレヨンハウスから出版しました。2011年3月変わってしまった世界を生きる子どもたちへ、この本を読んでよりよい未来を生きて欲しいとの願いをこめて書きました。
「原発に反対しながら研究をつづける小出裕章さんのおはなし」著者:野村保子 監修:小出裕章

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