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室蘭女子会・清末さんのアピール

室蘭工業大学の清末愛砂准教授のアピール文です。

その模様はまた・・
室蘭女子会・清末さんのアピール_a0292602_233468.jpg


今年2015年が日本の社会運動の歴史に刻まれる・・心ふるえます。
一人一人があの夏に声をあげようと
戦争したくないと
自分のやり方を摸索した・・

デモは苦手という友人はno war for peace のカードを作り
公園の回りを子どもや家族と歩いた友人もいる

あらたな闘いを誓う木霊の一つです
闘い続けるには続けること
あきらめない・・

清末さん,ありがとうございます。(のむら)
室蘭・金屏風岩
以下は19日 札幌で行なわれた「戦争させない北海道委員会」総がかり行動での
清末さんのアピール文です。

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本日(2015年12月19日)、札幌で行われた「戦争をさせない北海道委員会」総がかり行動 の際のあたしのアピール全文をアップしておきます。
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 こんにちは。室蘭工業大学の清末愛砂です。今年は、日本の社会運動の歴史にしかと刻まれるべき一年となりました。積極的平和主義という名のあらたな軍国主義を掲げる国家権力の動きに対し、日本各地で数多くの民衆が立ち上がり、街頭に繰り出しました。これらの民衆の声は、互いに響き渡る木霊を編み出しました。一連の戦争法案の強行採決というあからさまな暴力を目にしたとき、私たちの木霊は、圧倒的な怒りの渦を伴うあらたな闘いを誓う決意の木霊へと変わったはずです。私たちの来年がどのようなものとなるのか。それはひとえに私たち自身の闘いにかかっています。
 国家権力は、私たちの生活の隅々にまで軍事化を浸透させようと躍起になっています。軍事化を浸透させるときに同時に行われるものが、人々に対する監視です。国家権力の強権的な動きに不服従であろうとする者たち、すなわち彼らにとっての<不穏分子>を監視するための手段としてあるのが、特定秘密保護法であり、マイナンバー制です。そして今では、監視手段の増強を図るために、彼らは共謀罪を導入しようとしています。監視から刑事罰を用いての弾圧にいたるまでのすべてが、国家政策としての軍事化を推し進めるための強力な手段となるものです。
 軍事体制に人々を動員させるためのもう一つの手段が<一億総活躍>政策です。安倍政権は、「希望を生み出す強い経済」「夢をつむぐ子育て支援」「安心につながる社会保障」をこの政策の三本の矢であると主張します。<強い経済>という言葉を耳にすると、おのずと私は「防衛装備移転三原則」の下で人を殺傷する武器を売る、または武器の製造と密接な関係がある原発を稼働あるいは輸出し、巨額の利益を得る行為を想起します。人の犠牲を前提とする活動により強い経済を打ち立てる。これは恥ずべき行為そのものです。また、経済格差が広がり、貧困にあえぐ人々が多数いるこの社会で、そして軍事化が強固に進められているこの社会で、人々が明るい夢を持ちながら子育てができるとでもいうのでしょうか。さらには、社会保障が削減されている現実に生きるなかで、はたして人々は安心感を得ることができるとでもいうのでしょうか。このように、<一億総活躍>政策における三本の矢は、最初から矛盾そのものを示しているのです。どこまで民衆を愚弄すれば気が済むのでしょうか。
 このような状況に置かれようとも、私たちにはまだまだ闘う術があります。こうして街頭集会やデモに参加するだけでなく、個人の生活空間や職場において、軍事化を促進することにつながる一つひとつの動きを止めるための抵抗手段を考え、実践すること。その抵抗手段はたとえささやかなものであったとしても、それらを蓄積することで、私たちの生活の一秒一秒を脅かす巨大な国家権力の動きを押し返す力を生み出すことができるでしょう。
 来年は今年以上に国家権力の暴走が進み、私たちはさらなる抵抗を強いられることになることが予想されます。仲間の皆さん、私たちは今年の運動において、敗北したわけではありません。私たちは今、あらたな闘いの道を歩んでいるのです。一つひとつがささやかな抵抗であったとしても、その手をけっして緩めず、それらを持続させることで、この戦争体制を打ち破る力を得ようではありませんか。私も民衆の一人として、闘い続けます。
by oomawotomeru | 2015-12-19 23:06 | 憲法


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2012年4月「原発に反対しながら研究をつづける小出裕章さんのおはなし」をクレヨンハウスから出版しました。2011年3月変わってしまった世界を生きる子どもたちへ、この本を読んでよりよい未来を生きて欲しいとの願いをこめて書きました。
「原発に反対しながら研究をつづける小出裕章さんのおはなし」著者:野村保子 監修:小出裕章

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